温暖化は終わった!?

2023/08/01

「温暖化は終わった」

朗報かと思いきや、
先日の会見で国連グテーレス事務総長は次のように続けました。


地球沸騰化の時代がきたのです」

実際、7月の世界平均気温は観測史上最高となる見通しで、
気候変動対策の強化は待ったなしの状況です。



日本も同様で、
年々暑くなっている印象があります。


気象庁のデータでは、8月の日最高気温平均が、

2020年に東京→34.1度・大阪→35.7度となり、
両都市とも
観測史上最高を記録しました。

猛暑にあえぐ私達にとっては、
頭を抱えたくなるニュースです。




とはいえ先人が経験していない暑さかといいますと、
案外そうでもなさそうです。


例えば東京都の昨年2022年8月の日最高気温平均は32.0度となっています。

これを過去へと遡りますと、
1922(大正11)年:32.2度
1937(昭和12)年:32.8度
1947(昭和22)年:33.3度
1962(昭和37)年:32.9度
など、
昨年よりも暑い夏は確かに存在しています(東京都の8月の日最高気温平均)※。

ちなみに
扇風機の普及率が5割を超えたのが1960年代、
同様に
ルームエアコンは1980年代となっています。

ということは、先人は昨年と同程度の暑い夏を、
扇風機なしエアコンなしで乗り切っておられたことになります。




「暑いなぁ…耐えられない!」と不満を漏らすと、
「我々は冷房機器なしで乗り切っていたのだぞ」と
ツッコミを受けそうです。

先人は夏の暑さをどのように凌いでおられたのでしょう。

ただただ頭の下がる思いです。




とはいえ、過去のデータと体感気温は全くの別物です。


こまめな
水分補給と、適切な休憩エアコン利用で、
無理なく夏と付き合っていきたいですね♪


※観測場所の移転・観測装置の変更等により、比較が公正でない可能性があります。
※データ 気象庁HP 東京(東京都)

 

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